Amazon本1位の洋書原著者の動画まとめ
日本のAmazon本ランキングでベストセラー1位をとった洋書原著者をまとめた。海を渡ってきた洋書が日本で1位になるってすごいことだと思う。文化や環境が全く異なるのに。共通の知識需要やトレンドのヒントが隠れてる気がする。著者の簡易紹介と厳選スピーチ動画も付けてみる。
ハンス・ロスリング
経営学カテゴリ1位
医者だけどデータビジュアライゼーション(データ可視化)に尽力した公衆衛生学者。
WHO、ユニセフで保健アドバイザーを務め、スウェーデンにおける国境なき医師団を共同で設立。ギャップマインダー財団を設立し、自由にアクセスできる公共統計の利用と理解を高めることにより”事実に基づいた世界観”を促進することを目的として、国際統計を動的でインタラクティブで楽しめるグラフィックに変換するソフトウェア”Trendalyzer”を開発した。
2007年3月、米グーグルは、Trendalyzerを一般の統計においても自由に利用できるようにするという目的で買収。Trendalyzerは、現在、英:Google Visualization APIとして一般に配布されており、Googleドキュメントのスプレッドシートで「モーショングラフ」ガジェットとして利用できる。
動画
ヤニス・バルファキス
経済史カテゴリ1位
2006年に、アメリカ合衆国の不動産を震源とする金融危機が発生し、それがウォール街を経てギリシャに及ぶだろうと予測し、のちのリーマンショックからギリシャ恐慌の流れを的中させた経済学者。
2008年の世界金融危機によってアメリカ合衆国による一極体制が潰えた事を受け、自身の公式ウェブサイトに「2008年以後の世界への思想」(原文:THOUGHTS FOR THE POST-2008 WORLD)という表題を付けている。
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ユヴァル・ノア・ハラリ
(R*'ω')/終身雇用教授とは…大学側が「一生お金出すからうちの大学にいてくれ」な教授。
Facebook創始者マーク・ザッカーバーグによってサピエンス全史が紹介され世界的に有名になった。ザッカーバーグは本書を「人類文明の壮大な歴史物語」と評してフォロワーに紹介。現代の哲学者として名高い。
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シェリー・ケーガン
死生観カテゴリ1位
イェール大学教授。道徳哲学・規範倫理学の専門家として知られ、着任以来二十数年間開講されている「死」をテーマにした講義は、常に指折りの人気コースとなっている。中国、韓国をはじめ世界各国で翻訳出版され、25万部を超えるベストセラーだが、講義は無料動画公開してる↓
・人は、死ぬとどうなるのか
・死への「正しい接し方」―恐れたり、絶望したりすべきものなのか
・なぜ歳をとるごとに、「死への恐怖」は高まっていく?
・残りの寿命――あなたは知りたい? 知りたくない?
・「不死」が人を幸せにしない理由
・「死ぬときはみな、独り」というのは、本当か
・自殺はいつ、どんな状況なら許されるのか
・死が教える「人生の価値」の高め方
ステイーヴン・ホーキング
科学読み物1位
一般相対性理論と関わる分野で理論的研究を前進させ、1963年にブラックホールの特異点定理を発表し世界的に名を知られた。1971年には「宇宙創成直後に小さなブラックホールが多数発生する」とする理論を提唱、1974年には「ブラックホールは素粒子を放出することによってその勢力を弱め、やがて爆発により消滅する」とする理論(ホーキング放射)を発表、量子宇宙論という分野を形作ることになった。現代宇宙論に多大な影響を与えた人物。
+余談
キップ・ソーン
私の大好きなクリストファー・ノーラン監督の映画「インターステラー」に登場する科学的なフレームワーク、特にブラックホールに関する点などは全て理論物理学者キップ・ソーン監修。
スティーヴン・ホーキングらとの学問上の賭けのエピソードが知られ「裸の特異点は存在するか」という賭けでホーキングに勝ち、ペントハウス1年分を受け取ったことをナショナルジオグラフィックチャンネルで語っている